感情の学校

2
ノート

【自分でできることをやろう】

#web小説
青年は今日も働きに出る。職場は町のスーパーだ。伝票を捌き、入荷を確認し荷出しだ。膨大な品目と数があるが時間はかけられない。開店時間は刻々と迫ってくる。お客様をお迎えする準備は他にもたくさんある。合間に上司から他の仕事の指示も飛んでくる。優先順位を考えるのもどうも苦手だ。スタッフは少なく複数の仕事をこなさねばならない。

こんな仕事、いつまで続けるんだろう?青年は人生に疑問を持っていた

もっとみる

目に見えない紳士

#web小説
公園の前のアパート。窓からは公園の森が見える。アパートと公園の間には、ちょっとした谷があるために、森の木々まで視界を隔たるものが何もない。そして森との絶妙な距離が絵画的な風景を生み、爽やかな風を部屋に送り込んでいた。昼下がり、優しい光が部屋に差し込んできて、森からの風がカーテンを静かに揺らしていた。

この街のスーパーで働く青年が、その部屋にひとりで住んでいた。青年は真面目で一生懸命

もっとみる