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じぶんの怒りも愛す。

 手元にはベビーカー。おまけに手土産の袋を手にぶら下げ、もう一方の手でエレベーターの扉が閉まらないように押さえました。あとから腰の曲がったおばあちゃんがよちよちと出てきます。立ち止まって腰を伸ばし、ふぅ、とひと息。そしてまた、よちよちと歩きだしました。そのうしろ姿に、ぼくは怒りを覚えました。

 ここまで読んで、頭が混乱した人もいるかもしれません。一体どうして怒るの、と。その理由は、おばあちゃんから「ありがとう」なり「どうも」のひと言がなかったから、です。おばあちゃんが大変なのもわかる、だけれどですよ、ぼくもまぁまぁ大変な状況のなか、ちゃんと押さえていたんですよ、御礼のひと言くらいほしかったなぁ、ねぇ? あなたもそうは思いませんか?

 えぇ、わかっているんです。じぶんの器がちいさいだけだってことを。じぶんでカッコ悪いな、なんて思ったりもします。でも、いいんです。怒りの気持ちをそのままにしておきました。なんなら思いっきり、心のなかだけで悪態もついてやりました。たぶん、むかしだったら怒りとか湧かなかったと思います。いい人仮面があまりにもぶ厚かったから。でもいまは、あるものはあると受け入れるようにしているのです。

 どんなネガティブな気持ちや本音も表に出さないうちは問題はありません。むしろ、あるのにないことにするほうが問題だったりして。抑えこんでいた感情は、いつかあらぬタイミングで暴発してしまう可能性があるからです。いいとか悪いとかの判断を安易にくださず、全方位的なじぶんを愛してあげることができるようになると、ずいぶんと生きやすくなっていくんですよね。舐めると消える綿菓子みたいに怒りが消えたりするからおもしろいものです。

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 きょうも読みにきてくださって、ありがとうございます。じぶんでじぶんにダメ出ししてたら疲れちゃいますよね。じぶんを無駄に疲れさせないことを優先しましょ。

 きのう note のフォロワーが7777名を超えました。書籍の企画会議が終わってチェックしたら7781名になっていました。7000名のときにつづいて、またキリ番を逃しました。。でも、たくさんの方にフォローいただき、うれしいです。引き続き、よろしくお願いします😊

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 このチーズケーキ、うんまぁ〜😍


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うれしいニャー。
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末吉 宏臣

物書き、編集者。年内フォロワー1万人を目指してます。応援よろしくお願いします。小説集『ブンガクフリマ 28ヨウ』に短編小説が掲載。自分らしく生きるためのメルマガを月額400円で配信中です。ツイッターも:https://twitter.com/hiroomisueyoshi
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