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人が有料コンテンツを買いたくなる瞬間とは?【note有料コンテンツ研究#01】

ここ最近、noteが盛り上がっている。いろんな人のエッセイや小説やマンガや写真やらを覗きに行くが、クオリティーが高いものが増えた気がする。夏頃から考えると倍くらいに増えた気がする。単純に書き手さんの数も増加しているんだろうし、この波に乗って力を入れはじめた人も増えているからだろうと思う。

そんな盛り上がりのなかで、ぼくが注目しなおしているのが「課金サービス」である。これが他のブログプラットフォームとの大きな違いで、工夫の余地が広大に残っていて、おもしろさが詰まっていると思うのだ。

特に、新しい時代の作家像を開拓していくようなクリエイターにとっては、ものすごく強力なサポートになる。実際に、「Chikirinの日記」という人気ブログを運営し、『自分のアタマで考えよう』をはじめとした数々のベストセラー本を書いているちきりんさんが主催された「未来の本についての会議」という趣旨のイベントに参加したとき、「私がいまの時代から作家活動をはじめるなら、有料メルマガやオンラインサロン、電子書籍などに積極的に取り組むと思います」というお話をされていた。(正確なことばではありませんのでご了承ください)

そんなことも踏まえて、この「課金サービス」が積極的に実践されて、いろんな工夫が施され、もっともっと研究が進んでいくはずだ。そして、おもしろい活用法が生まれ、新しい創作活動における新しい文化みたいなものさえ育っていくのではないかと感じている。

具体的なおもしろさをひとつ。毎月500円〜1,000円ほどを継続的に課金する「有料メルマガ」は、これまでにも「まぐまぐ!」など複数のプラットフォームで運営されていた。noteのおもしろさは、有料コンテンツを単発で販売できるところにもある。たとえば、LINE執行役員の田端さんのこれらの記事だ。

「就活生よ!会社を褒めるな! むしろ正しくディスれ!けなせ!」
「純ドメ留学経験ナシの日本人が、入場料1000$の海外カンファレンスの英語でプレゼン出来るようになるまで」

ある意味、よくある「就活」と「英語勉強法」というコンテンツ。2,000〜5,000文字と紙の本にするには明らかに少ないボリュームだが、テーマがピンポイントでエッジが効いている。読者がタイトルや冒頭の文章を読んだときに、「これは私のためのコンテンツだ!」と運命的なものを感じて購入する可能性が高い。紙の本ではここまでニッチで尖ったものは作れないから、明らかな差別化ができるというわけだ。
ということで、これからしばらくの間、有料マガジン『プロデューサーの眼差し』のなかで「note有料コンテンツ研究」なる企画を1回/月ペースで書いていこうと考えた。これまでにも、

「有料マガジン配信をはじめるとき、大切にした3つのこと」
「とある有料note記事が3倍売れたワケ」

という記事を書いてきたが、これから毎月1本は定例化して、ぼく自身が体を張って実践したことやらその他の人の研究をしたことをまとめていこうと思い立ったのだ。

ということで今回のテーマは、「人が有料コンテンツを買いたくなる瞬間とは?」について書いていこうと思う。

【目次】
・ 人がなにかを買う瞬間とは?
・ 信用を構成する2つの要素。
・ 人は価値がないものには、お財布を開かない!?
・ 編集後記的な部分。

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人が有料コンテンツを買いたくなる瞬間とは?【note有料コンテンツ研究#01】

末吉 宏臣

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深呼吸、深呼吸〜。
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物書きや編集者もやっている、偶然の風に吹かれて生きる旅人。同人誌『ブンガクフリマ 28ヨウ』に短編小説が収録されています。ツイッターも。https://twitter.com/hiroomisueyoshi
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