目の前のしあわせを掬い取るように生きる。

 「お日さんの沈むときは、綺麗かねぇ」 車の助手席に座るおばあちゃんの座高は、思ったよりもずっと低かった。ボソッとつぶやいたその声は、聞こえるか聞こえないかくらいに小さく、たぶんそう言ったのではないかと推測したに過ぎない。わざわざ車を止めて眺めた夕焼けは、ほんとうに綺麗だった。

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いっぱいの珈琲を淹れるように、さまざまな味の文章を毎週2回、月10回ほど書いてお出しします。 この場所が、あなたのほっと一息つける居場...

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奇跡のような毎日になりますように。
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末吉 宏臣

物書き、編集者。小説集『ブンガクフリマ 28ヨウ』に短編小説が掲載されています。年中無休まいにち夜の7時に小文を公開しています。いまより本気で人生と向き合うメルマガを月額400円で配信中です。ツイッターも:https://twitter.com/hiroomisueyoshi

末吉さんの文章喫茶店のようなところ

いっぱいの珈琲を淹れるように、さまざまな味の文章を毎週2回、月10回ほど書いてお出しします。 この場所が、あなたのほっと一息つける居場所となり、思う存分に過去の物思いにふけったり、未来の考えごとをしていただける場所になると何よりです。 大切なことに向き合おう、そういう気持ち...
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