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家族という厄介で、愛おしい存在。

 8人乗りの大きなワンボックスのレンタカーの車内はワイワイとにぎやかだった。僕たち夫婦と娘、弟たち夫婦とその息子、そして僕らの母親、総勢7人で食事へ。お菓子を分けあって食べたり、「後ろまでクーラーいってる?」なんて気遣いあう姿が、なんとも心地よかった。

 妻がずいぶんとたくさん食べログを検索してくれて見つけた中華料理店は、お店イチオシの特製餃子よりも、極々ふつうのチャーハンが美味しかった。母親が娘からも甥っ子から大人気でご満悦の表情。そのあとは郊外のショッピングセンターへ移動。運よくキッズコーナーを独占。最近歩きはじめたという甥っこがぽてぽてぽてと歩いてきて、僕の目の前でこてんと尻もちをつく。そんなん顔がにやけてしまうやろ。

 人によっては、いちいち特筆することもない風景だろう。人によっては、羨ましくてならない風景かもしれない。人によっては、なんて無駄なと感じる風景の可能性だってある。読み手のあなたが置かれている立場や状況によって、感じることがちょっとずつ違うはず。

 あ、でも。ぜーんぶがたのしいわけではないのが、家族のおもしろいところ。もちろん気を遣わずにいれてリラックスできるのは間違いないけれど、母も歳をとっていくわけだし、僕らも自分たちの人生を生きていかなきゃならないし、そのうえでどんなふうに家族で付き合っていくのか、そのあたりは正直に真剣に話し合ったり、決断しなきゃならないことだってある。そんな厄介さもこみで、僕は家族というものが好きだ。

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 きょうも読みにきてくださって、ありがとうございます。家族ってほんとに、めんどうだし、でもやっぱり大切なんですよねぇ。

 昨夜は、「誰かと比べるを、やめる」というテーマで有料メルマガを更新しました。比較を少なくしていければ、ずいぶんと生きづらさが減るんですよね。言いたいことを言ったり、やりたいことをスムーズにできるようになっていきます。

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テイク・イット・イージー
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物書き、編集者。小説集『ブンガクフリマ 28ヨウ』に短編小説が掲載。年内フォロワー1万人を目指してます。応援よろしくお願いします。ツイッター:https://twitter.com/hiroomisueyoshi
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